秋田県南部に住む私は、週末の雨で気が張り詰めていました。別居している実の父は、土曜日の夜中(日付的には日曜日)に、避難所へ避難させました。

年金をもらうほど歳をとっている父なので、私はとても不安で、ずっと携帯を離せませんでした。それが気にくわない母は、どこに行くのかとかなにか買い与えたのかとかずうっと私に聞いてきて、それがこの2日間ずっと苦痛でした。

 

父の住む家は私が生まれてから5歳くらいまで住んでいた古い一軒家です。低い土地にあって、小さな川が流れているので、大雨が降るといつも浸水してしまいます。

でも父は、その家から出たくないのです。終の住処というのでしょうか。

お店をしていたときのものもたくさんあるし、何よりいちばん幸せな時間を過ごすことのできた、思い出のお星様を散りばめられたきらきらしたものだからでしょう。

生活保護を受けるようになって、随分と体の張り詰めていた部分がとけてきたのか、お散歩にも出歩くようになりました。なにより、私とのお出かけを楽しみにしてくれています。私もそれが嬉しいです。おしゃべりするときも、以前よりはきはきと話せるようになりました。少し安心です。

 

浸水の具合など、お役所の方が見にきてくれたようで、普段ひとと会うことのない父には疲れた1日だったと思います。

お片付けを手伝いに行こうと思いましたが、大丈夫なようでした。

畳の張替えや使えなくなってしまった家財の運搬をこれからするとのことでした。まず、自分の安全基地に戻ることができてよかったです。

 

さて、今日のお仕事はというと、約2週間ぶりの職場で、とても緊張しました。

あと、これは間違えられないし、1回のやりとりで済ませたいから職員がやる、と言われたことがとても鋭くて、痛かったです。私は休みがちで、心配事があると集中することが難しくなります。お仕事にはそれが求められているのに、それができないのは致命傷ですね。私はやっぱり、迷惑にならない程度まで頭の機能を回復させたほうがよかったなあと、思いました。涙もじんわりと目を覆いました。

 

明日はやることが大体ルーチンであるので、黙々とこなすだけです。頑張らなくちゃと思うたびに頑張れなくなるのだから、がっかりしてしまいますね。

まだまだ予期不安が私の思考の邪魔をします。

耳栓でもつけて、お仕事したいな、なんて。

 

昨日の頭痛も治まったので、今日は眠れるのかな。

ゆっくり、ゆっくり、お休みするって決めきりたいなあ。

 

お金がネックなんですけどね。

でも、ひとりぼっちになりたい。

それか父と暮らしてもいい。

ちょっと考えてみようかな。