先月の診察からずうーーーっと憂鬱で、はあ死ななきゃ、やっぱり死ななきゃ、と考えることが多かった。そんな気分や考えはまるで坂道を転がるようにびゅーんと加速して、食事といえばお薬のような生活を送っていた。

 

頑張って頑張って病院に連絡して、別な先生だったら、ということで診察してもらった。

病院に着いてからは終始足元を眺めていた。誰かと目があったりなんかしたら、また涙が出てくるし、悪口を言われてるんじゃないかって、不安になってしまうから。いろいろなものに耐えていたら、私の番号が呼ばれる前に、誰かが自動販売機で飲み物を買った。私はその飲み物が落ちるガタンという音と、飲み物を取り出した時のフタの音にびっくりして、怖くなって大泣きした。30分くらい涙を拭いて鼻水をかんでいたら番号が呼ばれた。

いつもは血圧と脈をはかるけれど、すぐに診察室へ通された。先生はこっちに転院してから突然減薬して、希死念慮に襲われ自殺企図したときに診てもらった先生だった。どうぞ、と一声かけられてなにも言えないまま椅子に座った。

私はいつものように、あーうーと唸って泣きながら打ったiPhoneのメモを差し出した。

そうしたら、先生はいっかいiPhoneを手にとって、ちょっと使い方がわからないから、先生質問するからお話ししてみてくれる?と言われた。とても驚いた。そんなこと言われたことがなかった。

とりあえず、前の診察からお仕事に行けないことが多くて、と話し始めたら涙が止まらなくなった。ひとつひとつ打ったメモを見ながら、必死に言葉を繋げようとするけれど、涙と呼吸が邪魔をした。

どうして涙が出てるの?どんな気持ちで朝起きる?いまのお家には誰と住んでるの?と、手元に全部答えが書いてあるカルテを見ながら質問してきた。どうしてわかるのに訊くんですか?とは聞けなかった。

一通り質問が終わったら、体調が悪いのは脳内物質がああで自律神経がこうでという話をされて、とりあえずいつも飲んでいるお薬の一回り小さいものを1日2回服用してくださいと言われた。

これで元気も出てくると思うよ、と言われた。気づいたら、毎日死ななくちゃと思うのもなくなるんですか?と聞いていた。それはなあ、と先生は笑っていた。でも死なないって約束しようと言って、小指を出された。私はそこでようやく怒りを覚えた。なんでこいつと約束してまで、毎日意味もわからないまま死にたいという気持ちを持っていきなければならないのか。どうして死にたい気持ちは心療内科医に笑われなければいけないのか。ぼろぼろ泣いて、辛くて、勇気を出して診察をしてもらって、笑われた私は怒っていた。小指には薄ら笑いしてしまった。約束したら死なないんですね、と涙を流しながらゆっくり笑った。

 

帰ってもぼーっとして、泣きながら横になった。すこしだけ食べろって言われたから、確かなにか食べて、もらったお薬をのんで夜を過ごした。

次の日は目覚めたら、幾分か楽だった。でもベッドから起き上がることができなくて、今日着る服を見つめながらぼーっとしていた。案の定今日も行けませんと、すみませんと、メールした。

 

土曜日は父をお買い物に連れて行った。調子はそんなに良くなかった。今日(日曜日)はひとりで夜を過ごさなければならなくて、ぜんぶの窓に鍵をして、ドアガードもした。

 

起きたらお仕事に行く日。月曜日。

体調とか気持ちの調子とか良くても、ただただ行きづらいのは久しぶり。

お洋服の用意、しなくちゃなあ…

呑気にブログを書いていたら日付をまたいでいた。

行きたくないな。

悪口言われてる気が、もうしている。

自分を守る手段をどのように行使していくべきか迷う。