雪が降らずに雨が続いている。

雨の降る音は好きだけど、雪の降る冷たさの方が好き。静かに、息がつまるような冷たさ。

冷たさの中に身を置くことにも慣れるというか、寒いなあと思いながら、擦り寄るおやつが殊更可愛く見える。寒さで3割増しの可愛さ。

 

最近、CYNというアーティストのTogetherという曲を聴くことが多い。すこーし昔の流行った感じの曲調の中に、可愛いことばが散りばめられていて、リリックビデオがなんともあたたかい気持ちになる恋人の距離感。

体調が良いとこれを聴きながら運転したいなと思う。

 

ここ何日間かは眠れなかったり、眠れたと思ったら僅かな揺れと音に意識が自分の中に引きずり出されてしまう。中に引きずり出す、という表現はおかしいと感じるとは思うけど、睡眠の概念が崩れてからは、こう表現すれば自分が納得するようになった。

わざわざ自分の外に自分を置いて休ませているのに、なにかの拍子にその置いていた自分をまた自分に取り込まなくてはならない。

きっと運転をすると危ないなあと思っているから、控えている。お金もないし。

 

精神的にもなぜかやられている。

眠れないまま、朝のうちに居間に行くと驚かれる。暫しの無言。飲み物をコップに注いで、自室に戻るまでの息苦しさ。

眠られればいいのに、意識がぴったりと私から離れてくれなくて、眠れることを祈りながらずっと横になっている。

眠れたと思ったら、他人のいる前で食べるという行為をしたくなくて、誰もいないときを見計らって何か口にする。口にするとは言っても、通常健康な女性の1食分くらいのカロリー。横になっているだけの私には、食べ過ぎなくらいだ。

食べなさいと言われるのも疲れるし、食べないと答えるともう食べるなと言われるのも面倒だし、また逆に心配されてこれ買ってきたからと言われるのも疲れた。

あるのはお茶だけでいいのに。

栄養もまともにとらずにすんなりと死ねたら、きっとみんな楽だしさ。

 

ここ何日かひどく浮き沈みがあって自分に疲れていたけれど、今日はなんとかやっていけた。日にちは跨いでしまったけれど。

 

お腹と腰が苦しい。重いという表現を使おうと思ったけど、お腹には使えても腰には使えないかなと思ってやめた。私の基準だと腰は落ちるところがないから。もし落ちたら、脚が短くなるだけ。考えたくもない恐ろしいこと。だから、重いということばは使わない。

 

眠さがきた。

しっかり眠れたらはなまるにしようね。

おやすみなさい。