24日17時半頃、私の2ヶ月間のひとり暮らしが終わった。

朝、母からの着信で目が覚めた。音を消して、またベッドへ戻った。お昼頃にまた着信があった。これは音を消したままだったから、気づかなかった。後で画面を確認したら着信を知らせる文字があった。それと、今日の夕方に帰るというメッセージ。それを確認したのは14時過ぎ頃。頭が痛かった。

 

軽く掃除機をかけていたし、食器も割ったりしていないし、水回りのお掃除もしていたから、文句を言われることもなかった。

ただただ顔を合わせることが苦痛だった。なにも理由などないのだけど、声も聞きたくはなかった。

玄関の鍵がはずされる音がしたけど、毛布にずっとくるまっていた。母の車は動かないから、私の車の鍵を借りにきた。バッグから鍵を出して渡すだけなのに、涙がでてきた。

 

夕方まで頭が痛いし、月のものの痛みでベッドで動かないでいた。鎮痛剤をのまなければ意識がなくなりそうなくらいまできたから、自分の体じゃないような脚を動かして階段を降りた。居間には母親のパートナーがいた。わけもなく死んでしまえばいいと一瞬思った。

台所でゼリーを詰め込んで、なんとか自室に戻り鎮痛剤を流し込んだ。それからまた少し眠った。

 

22時半頃、ひとりになりたくなって、車を走らせた。あいているお店なんて数える程しかない。静かなファミレスでフルールドロゼとかいうフレーバーティーをのんだ。

ティーポットにお湯を注ぐと、ばらのはなびらが疲れたようにぐっしょりとしていた。なにも綺麗ではなかった。ピンクペッパーがなぜか入っていた。香りはとても好みで、甘酸っぱい可愛い香りだった。ローズヒップティーと似ていたけど少し違って、酸味の控えめな紅茶だった。

 

0時を過ぎた頃に帰った。母がまだ起きていたのが計算外だった。こんなにひとりになりたいと思ったのは久しぶりだったから、話しかけられることが苦痛だった。

 

今はまた頭が痛くなってきたから、鎮痛剤をのんで、眠る努力をしているところ。眠さが近づいてこないから、そちらのお薬もあわせてのんだ。ぜんぶで7錠。これで良くなったと思ったことは、たったの1回だってないのだから、笑ってしまう。

 

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これを聴いている。なんだか、とても寂しい気持ちになる。聴いていると会いたいひとが数人浮かぶけど、こんな私じゃ楽しくないよねって、落ち込んでしまう。

無条件で愛されたいなあ。

 

先日、父とお買い物をしている途中、つけなくなった腕時計を売りに行きたいと言ったら、腕時計は持っていないから欲しい、と父が目を輝かせていた。ユニセックスなので、電池交換と短くしていたベルトを足してもらいに時計屋さんへ行った。父は自分の左手についた少しごつめな腕時計を眺めて、満足げにしていた。可愛かった。

 

私はここ2週間で服を数着、靴を2足、腕時計をひとつ、お財布、ハンカチ数枚、ポーチなどなどを買い漁り、散財した。いくつかはプレゼント用。素敵に包まなければならないから、包装用のなにかを買わなくてはならない。起きたら父とまたでかけよう。

 

あたたかいなにかをのみたいけど、あたたまるために自分がまた冷えるデメリットを考えるとベッドから出られない。ベッドサイドに蛇口とケトルが欲しい。

 

来週からは何かしていなければ怒られるから、しっかりと働きますという姿を見せる。予定。

でもひとが帰ってきただけで、私はこんな風になってしまう。

はやくひとりでいろいろなことをできるようになりたい。ひとりになるための経済力さえあったらな。

お金がなければ、気持ちに余裕がなくなる。お金があれば、すこしひとに優しくなれるのはなぜだろう。私だけかな。

 

ちゃんとしなくては。

ちゃんとって、どんなだったかは忘れてしまったけど、普通のひとに見えるように、振る舞わなくては。普通のひと。